
こんにちわ!透明水彩で癒し系動物アートを描いているあーちゃんです。
【この記事でわかること】
・水彩画で木を描くときに初心者が失敗しやすい2つの原因
・ホルベイン透明水彩24色セットから厳選!新緑の木を描くためのおすすめカラー
・太筆1本でできる「広葉樹」と「針葉樹」の超かんたん4ステップ
・一気にプロっぽく仕上がる明暗コントラストのコツ

風景画を描くとき、必ず登場するのが「木」や「森」の緑ですよね。
しかし、いざ絵の具を塗ってみると、「葉っぱがただの緑の丸い塊になってしまう」「不自然に1枚ずつ描きすぎてしまう」「色が濁ってどんよりした印象になる」と悩む初心者の方はとても多いです。
実は、水彩画で自然な木を描くためには、葉っぱを細かく描く必要はありません!
この記事では、ホルベイン24色セットの優秀なカラーをそのまま活かし、できるだけ混色をせずに、1本の木(広葉樹・針葉樹)を魅力的に描き分ける4ステップをプロが分かりやすく解説します。
水彩画で「木」を描くのが難しいと感じる2つの原因

「木がどうしても不自然になってしまう……」という場合、多くの初心者さんが次の2つの落とし穴にはまっています。
原因1:葉っぱを1枚ずつ細かく描きすぎている

木を描こうとすると、どうしても「葉っぱ」を意識してしまい、小さなタッチで細かく描き込みがちです。
しかし、これをやると全体の立体感が失われ、ガタガタとした不自然な絵になってしまいます。
水彩画では、木を大きな「塊(シルエット)」として捉えるのが正解です。

そうだったのか!細かく描きすぎてたってこと?
原因2:緑に黒や茶色を混ぜすぎて色が濁っている

木の「影」を表現しようとして、緑に黒や濃い茶色を混ぜていませんか?
水彩絵の具は、混色を重ねるほど透明感が失われ、色が濁りやすくなります。
特に自然の植物は、濁った色を使うと瑞々しさが一気に消えてしまいます。

黒はよっぽど使う頻度が少ないよ!
【ホルベイン24色】混色なし!木を描くときのおすすめカラー

初心者さんが「色の濁り」を防ぎ、一発できれいな新緑や植物を表現するために、ホルベイン24色セットから厳選したおすすめの色をご紹介します。
ベースの葉っぱは「パーマネントグリーン No.1」をそのまま使う!

光が当たっている爽やかで鮮やかな新緑のベースには、「パーマネントグリーン No.1」をそのまま使いましょう!
この色は、混色しなくても単体で非常にみずみずしく、明るい自然の緑を表現できる優秀なカラーです。

初心者さんは、まずこの色を信じてベースを塗るだけで、失敗確率がグッと下がります。

わあ!いいこと聞ーいたっ♡
影や深みを出したいときは「乾く前に」濃い色をにじませる!

立体感を出すための「影」は、ベースが乾く前に、パレットにある少し濃い緑(パーマネントグリーン No.2とテールベルト)や、青(ウルトラマリンディープ)、紫(ミネラルバイオレット)を重ねていきます。
黒や茶色を混ぜるのではなく、パレットにある綺麗な「深い緑・青・紫」を濡れているうちにそのまま置くことで、透明感を保ったまま美しい陰影がつきますよ。

これがプロの技かあ~✨
【テールベルト・ミネラルバイオレットとは?】
ホルベイン24色セットに入っている、少し渋みのある緑色(テールベルト)と、綺麗な紫色(ミネラルバイオレット)です。
これらを緑の影に少し混ぜるようににじませることで、絵全体に深い透明感とおしゃれなニュアンスが生まれます。
初心者でもかんたん!「広葉樹」と「針葉樹」の描き分け4ステップ

ここからは、実際に1本の木を描く手順を解説します。
今回は、初心者さんがマスターしたい代表的な2つの木「広葉樹(モコモコした木)」と「針葉樹(ツンツンした木)」の描き分けを同時に見ていきましょう!
ステップ1:シルエットを薄く下書きする

まずは鉛筆(HやHBなどの薄いもの)で、木の全体の形と幹の場所を薄く下書きします。
・広葉樹:大きな丸や雲のような、大まかな「モコモコした塊」として形をとります。
・針葉樹:クリスマスツリーをイメージして、縦に長い三角形のシルエットをとります。

カタチどるのが不安でしたら、紙に描いたものを転写してもいいですよ!
ステップ2:筆先を上手に使って、ベースの「緑」を塗る

ここで「パーマネントグリーン No.1」を少し多めの水で溶き、塗っていきます。
今回は、水含みがよくて筆先がピタッと尖る「ホルベイン ニューリセーブル20号」をメインに使います。



なんと、この太筆1本でどちらの木も描き分けることができるんですよ♪
・広葉樹(筆先を優しく置く):筆先を少し寝かせ気味にしながら、紙に優しくタッチしてトントンと丸く色を置いていきます。
・針葉樹(筆先を立てて払う):筆先をツンと垂直に立てて、中心から外側に向かってギザギザ・シャッシャッと細い線を引くように動かします。
ステップ3:乾く前に「水分の少ない濃い色」をにじませる

ベースの黄緑色(パーマネントグリーン No.1)が乾いてしまう前に、パレットにある少し濃い緑(パーマネントグリーン No.2とテールベルト)や、青(ウルトラマリンディープ)、紫(ミネラルバイオレット)を準備します。

順番に色をおいていってね







この時の筆の水分量はとても少なくしてね

一気にコントラストが高くて引き締まった印象に変わったね!



完全に乾いてから色を重ねるのは、初心者さんには少し難易度が高め。そこで、ベースがしっかり濡れているうちに、『水を少なくして、絵の具を濃いめに溶いた影の色』をぽんぽんと置いてみてください。絵の具がじわ〜っと自然に広がり、テクニックいらずで最高に美しいグラデーション(影)が出来上がりますよ♪

自然に色がグラデーションになっていくのを見ると癒される~♡

今回は水分が多すぎたので針葉樹の中心が水だまりになってしまっています💧少し乾かすか、水分を筆先でぬぐうかしたらよかったな~次回に生かします

プロも完璧じゃないんだな~でもぼくには十分綺麗に見えるけども・・・

ステップ4:葉っぱに使った色で「幹」を描いて完成!

最後に木を支える「幹」を描きます。
ここで新しく茶色(バーントシェンナ)を出す必要はありません!
先ほどステップ3の影で使った「パーマネントグリーン No.2」「テールベルト」「ウルトラマリンディープ」「ミネラルバイオレット」などをそのまま使い、ニューリセーブル20号の筆先をツンと立てて、下に向かってシュッと幹を描き足しましょう。

【幹を描くときの注意点】
幹や細い枝などの細かい部分を描くとき、20号の太筆のままでは線が太くなって失敗しそう……と不安な方は、無理をせず「ミニリセーブル5本セット」に入っているような細筆(0〜1号など)に持ち替えて描くのがおすすめです!
使う色数をギュッと絞ることで、初心者さんでも迷わず描けるだけでなく、絵全体にまとまりが出て、それっぽくオシャレに見える「癒しの北欧風イラスト」が完成します!

絵の具の数が減るだけで断然難しくなくなった♡
さらに自然に見せる!瑞々しい木を描く3つのプロのコツ

4ステップの手順に加えて、次の3つのポイントを意識すると、初心者さんの絵が一気にプロっぽく、瑞々しくレベルアップします!
コツ1:一番のスパイスは「明暗のコントラスト」!

水彩画で木を生き生きと見せる最大のコツは、「一番明るい場所」と「一番暗い場所」のメリハリ(コントラスト)を意識することです。
ベースのパーマネントグリーン No.1の明るさを活かすために、ステップ3・4で入れる影や幹の色は、恐れずにしっかり濃い絵の具を置いてみてください。
この強い明暗のコントラストがあるからこそ、木に眩しい太陽の光が当たっているように見えるのです。
コツ2:葉っぱの隙間から「向こう側の空」を覗かせる

木全体を緑で塗りつぶしてしまうと、空気の通らない重たい印象になってしまいます。
モコモコやツンツンを描くときは、わざと塗らない「紙の白(背景の空の色)」をあちこちにポツポツと残しておきましょう。
葉っぱの隙間から向こう側の空が見えることで、風が吹き抜けるような軽い仕上がりになります。
コツ3:幹や枝は「全部」描かずに葉っぱに隠す

幹を描くとき、上から下まで1本のきれいな線を引いてしまいがちですが、これも不自然に見える原因です。
実際には、枝や幹は葉っぱの影に隠れて見えなくなっている部分がたくさんあります。
「見えているところだけを部分的に描く」という意識を持つと、葉っぱの奥に立体的な空間が感じられるようになります。
まとめ:ホルベインの綺麗な色を活かして、まずは1本の木から楽しもう!

【今回のまとめ】
・木を細かく描こうとせず、大きな塊(シルエット)として捉える
・新緑のベースには「パーマネントグリーン No.1」をそのまま使う
・乾く前に「水分の少ない濃い影の色(青や紫など)」をにじませる
・影に使ったオシャレな色のままで幹を描き、全体のコントラストを高める
水彩画で描く「木」の描き分け、いかがでしたでしょうか?
最初は難しく感じるかもしれませんが、ホルベイン24色セットの「パーマネントグリーン No.1」をそのまま主役に使うこと、そして「乾く前のにじみを利用して明暗のコントラストを意識すること」の2つを守れば、初心者さんでも色が濁らず、驚くほど瑞々しい木が描けるようになります。
風景画の主役にも脇役にもなる木。
まずは小さなポストカードに、自分だけの広葉樹や針葉樹を優しく1本ずつ描くことから始めてみませんか?ここが難しかった、簡単にコツがつかめた!など、感想お待ちしていますね!

ここまでご覧くださりありがとうございました!
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それでは次回もお会いしましょう。あなたらしくわたしらしく~

