「透明水彩画を始めてみたいけれど、どの絵の具を選べばいいのか分からない」と迷っていませんか? 画材店やネットショップにはたくさんのブランドが並んでおり、初心者の方にとっては違いが分かりにくいですよね。

わたしもはじめは、絵の具の違いもなにもかも全くわかりませんでした。
この記事を読むことで、自分にぴったりの水彩画絵の具を選ぶポイントや、プロも愛用するおすすめブランドの特徴がよく分かります。 失敗しない絵の具選びをして、心地よい水彩画ライフをスタートさせましょう!
失敗しない水彩画絵の具の選び方!初心者が押さえるべき4つのポイント

水彩画の絵の具を選ぶ際は、パッケージのデザインや値段だけで決めてしまうと後悔することがあります。 最初にチェックしておきたい4つの基本的な選び方のポイントを押さえておきましょう。
透明水彩と不透明水彩(ガッシュ)の違い!描きたい画風で選ぶ

水彩絵の具には、大きく分けて「透明水彩」と「不透明水彩(ガッシュ/ポスターカラー)」の2種類があります。
重ね塗りで紙の白さを活かした透明感を楽しみたい方は、迷わず「透明水彩絵の具」を選びましょう。
「ガッシュ」は、不透明なので下の色が完全に隠れるマットな絵の具です。水彩にもアクリルにもガッシュはありますが、「不透明水彩」は文字通り乾いても水で溶けるのに対し、「アクリルガッシュ」は水で溶けません。

不透明水彩(サクラ)と透明水彩(ホルベイン)で描き比べてみました。

色は全く同じではないけど、赤で検証実験をしました。どちらも発色も伸びもよくて使いやすかったです。学童用のサクラはパキッとした発色で、伸びが抜群!!✨大人になって使うとこんなに使いやすかったんだ~と改めて実感しました。
透明感が出ないと思っていたけど意外と出てびっくりしました。

下記記事では、水彩絵の具とアクリルガッシュの違いや描き比べもしているので、とってもわかりやすいですよ^^
チューブタイプと固形(パンカラー)タイプどっちがいい?特徴と違い

絵の具の形状には、絞り出して使う「チューブタイプ」と、固形化された「パンカラータイプ」「ケーキカラータイプ」があります。
広い面積を伸びやかに塗りたい場合や混色を楽しみたい場合は、チューブタイプが扱いやすいためおすすめです!

「パンカラー」と「ケーキカラー」の違いについて
「パンカラー」は、半乾きの絵の具を固めたもので、「ケーキカラー」は、乾いた絵の具を固形化したものです。
それぞれ透明・不透明の絵の具があります。
一般的に、「パンカラー」は高級で発色も水解けもよい、「ケーキカラー」は安価で手軽、と覚えておくとよいでしょう。
ちょっとしたコツなんですが、固形を溶くときは水がたっぷり必要です。水を入れたスプレーがあると出先でも便利です。もし用意できなければ、筆にたっぷり水を付けて、絵の具の上に垂らしておくことで、絵の具が溶けやすくなり、容易に溶くことができますよ♪

結構知らないでやってると、いつまでも溶くのに時間がかかるし、発色もいまいちになりやすいです。

それにやっぱり直接チューブから出したほうが断然、「伸び」も「発色」もいいです。

さすがプロ目線のコツは説得力が違うなぁ~
固形には、水筆が最初からセットになっているものもあります。呉竹やウインザーニュートンコットマンなどお気に入りをさがしてみてください。
もちろん別売りでも各メーカーから販売されています。持ち手も太さや長さ、筆の太さやこしなど選ぶポイントは様々です。
野外でスケッチする際は、一本あるととても便利ですよ。

100均にも売ってたよ!試してみてね!
学童用と専門家用の違いは?発色と耐光性(長持ち)の決定的な差

小学校などで使う学童用絵の具と専門家用絵の具の最大の違いは、顔料の濃さと「耐光性(色の長持ちやすさ)」です。
専門家用絵の具は時間が経っても退色しにくく、水で薄めても鮮やかで美しい発色が保たれます。


どっちも伸びは良かったです。絵の具は完全に同じ色はないですが、ホルベインのほうは大人の深みを感じる色味でした。学童用を使っていてなんだか懐かしい気持ちになりました。
最初は12色〜24色セットがおすすめ!セット数と色選びの基準
「色がたくさんあった方が良いのでは?」と思いがちですが、最初から色数が多すぎると混色の基本が身につきにくくなります。 まずは基本色が入った12色〜24色程度のセットを選び、必要に応じて単色を買い足していくのがベストです。
わたしが最初に選んだ絵の具は「呉竹の透明水彩固形絵の具セット」でした。水彩画家の友人に直接どれが最初におすすめか聞いて決めました。
友人は慣れたら好きなものを選んだらいいと言っていましたが、そのあと選ぶにしても、情報や画材が多すぎて選びきれなかったことを思い出します。
この経験から、わたしは「初心者さんが迷わない選び方」に対して、常にまっすぐ、ぶれずにお伝えするように努めています。
当ブログでは、初心者さんには必ず「ホルベイン24色セット」をおすすめしています。ホルベインがおすすめな理由は、コスパがいいのに品質が優秀でプロも愛用者が多いところです。


つまり、長く使えてめっちゃいい!✨✨✨
色数については、24色セットあれば大抵の絵が描けてしまうことからこのセットをおすすめしています。もっと少ないコストから始めたい、そんなに色数あっても使いこなせない方は12色や18色でも十分です。

ぼくはお金に余裕ないから、今はとりあえず12色にしておこうかな~

もちろんOKです!でもバリエーション豊かな絵を描きたい、長く続けていきたいって方は、断然24色をおすすめします!

パレットや筆も含めたセットを丸ごと揃えたい方は、こちらの記事がおすすめです!
水彩画絵の具おすすめ定番ブランド比較!プロ・初心者愛用の人気メーカー

ここからは、水彩画家に愛されている代表的な絵の具ブランドを詳しくご紹介します。 それぞれの発色の特徴や使い心地を知って、お気に入りのメーカーを見つけてみましょう。
実際の絵の具の比較画像も載せていますので、最後までご覧くださいね!
ホルベイン(Holbein)|圧倒的人気!コスパと発色のバランスが良い定番

日本の画材メーカー「ホルベイン」の透明水彩絵の具は、国内で最も広く使われている王道ブランドです。
発色が非常に素直で絵の具の伸びが良く、一色あたりの価格もお手頃で買い足しやすいのが最大の魅力です。

わたしがよく使う絵の具です^^

ウインザー&ニュートン(W&N)|世界中で愛される最高峰の透明感と美しい発色

イギリスの伝統あるブランド「ウインザー&ニュートン」の初心者向けシリーズ「コットマン」は、高品質ながら手頃な価格で購入できるのが魅力です。
鮮やかな発色と透明感をしっかり備えており、初めて本格的な水彩絵の具に挑戦する方にぴったりです。

ウインザーニュートンには、「コットマン」シリーズ以外にも、価格も品質も一等級の「プロフェッショナル」シリーズもあります。


「ウインザーニュートン コットマン」を使って描いた記事です。
呉竹(Kuretake)|ふんわりやさしい和の色彩!透明水彩セットの魅力

筆ぺんや墨で有名な呉竹が手掛ける「透明水彩セット」は、やわらかく心なごむ色彩が魅力です。
和風のイラストや癒やし系の動物画など、やさしい雰囲気を表現したい方にとても相性が良い絵の具です。


筆ペンとペンが最初から入っていて便利ですよ!蓋はパレットになっていますが、結構深くて溶きやすいです。色はとっても優しい色味です。


呉竹透明水彩セットを使って描いた記事です。
クサカベ(Kusakabe)|鮮やかな発色と馴染みの良さが魅力の国産ブランド

創業明治元年の歴史を持つ日本のメーカー「クサカベ」の透明水彩絵の具は、独自のスムーズな溶け心地が特徴です。
混色しても色が濁りにくく、狙った通りの鮮やかな色合いを素直に表現することができます。

ホルベインに次いで結構おすすめの絵の具ブランドです!発色も伸びもかなりいいです!「アーティスト ウォーターカラー」はコスパもいいので一度試してみてもらいたいです。

サクラクレパス・ぺんてる|手軽に始められる学童用・練習用絵の具

まずは低価格で水彩画の感覚を試してみたいという場合は、サクラクレパスやぺんてるの絵の具も選択肢になります。
ただし本格的な透明感や作品の長期保存を目指すなら、早い段階で専門家用絵の具へステップアップするのがおすすめです。

価格は圧倒的にお求めやすいですね!

「透明水彩と不透明水彩(ガッシュ)の違い!描きたい画風で選ぶ」の章でもお伝えしましたが、サクラクレパスは不透明水彩絵の具です。ご注意ください。
水彩画では発色の良さや透明感が特に重要です。透明度の高い絵の具は重ね塗りに適しており、初心者でも綺麗な色のグラデーションが出しやすくなっています。また発色がいいと少しの絵の具でも綺麗に色が出せます。
ホルベインは日々の作品制作には欠かせない存在です。24色セットの中のお気に入りカラーは、「プルシャンブルー」や「ミネラルバイオレット」です。この色、影や締め色にとっても大活躍しています!特に「プルシャンブルー」は、発色も伸びもとてもいいです。

固形絵の具は溶くのが大変なので、作品制作向きではないです。小さなスケッチなどに向いています。わたしは普段あまり屋外では描かないのですが、初心者のころは小さな絵しか描かなかったので、大変重宝しました。

【比較結果】人気水彩画絵の具おすすめ4色

わたしの絵の具の溶き方によって差はあるものの、固形は比較的やさしい発色でした。
「クサカベ」は断然発色が鮮やかで、ぱきっとした色味が好みな方におすすめです。
今回結構濃く発色してくれた「呉竹」ですが、発色が穏やかなため、かなり濃いめに溶きました。このようにメーカーによって溶き方を変えるというのも一つの手です。
わたしはやっぱり「ホルベイン」の色味が好きです。
優しくもあり発色も安定していて、伸びも耐光性も抜群で、作品を作る上ではこの4っつがそろっているというのは結構重要です。
ですので、初心者さんには、ホルベインを一度は試してほしいです!
耐光性とは?
光が作品にあたると、「退色」と言って、色が抜けてきてしまいます。そのためには色んなアプローチ方法がありますが、その一つとして、「耐光性のある絵の具」を選ぶというのも、長もちさせる大事な工夫の一つです。
水彩画絵の具の魅力を引き出す!水彩画家あーちゃんおすすめの使い方のコツと便利道具

絵の具の性能を100%引き出して美しく描くためには、道具の扱い方や水加減のコツを知っておくことが大切です。 あーちゃんが水彩画家として日頃意識しているポイントをご紹介します!
パレットにそのまま出す?固めて使う?チューブ絵の具のプロ流使い分け

チューブ絵の具は、パレットに出して乾燥させて固めて使う方法と、描く直前に生のまま出してから使う方法の2通りがあります。
鮮やかな発色や絵の具の伸びの良さを最優先したい作品制作ではチューブから直接だして「生のまま」使い、手軽さや片付けやすさを重視したい時は「固めて使う」というように、目的に合わせて使い分けるのがコツです。

最初はいろいろ調べて、固めて使う方法でやっていたんです。発色や色持ち絵の具の伸びに問題が出てきて、もっとい調べていったら「生のまま」が断然発色も伸びもいいことがわかって、そこからは作品作りには「生のまま」使っています!
透明感を引き出す水加減と絵の具の混ぜ方(混色)の秘密

透明水彩の美しさは「水の量」で決まります。
濃い色から水で少しずつ伸ばしていく意識を持ち、色を混ぜ合わせる時は3色以上を混ぜすぎないようにすると、濁りのない綺麗な画面に仕上がります。


「透明感」については、こちらの記事内でもお話しています。参考にしてくださいね!
絵の具と一緒に揃えたい!水彩画がもっと楽しくなる基本道具

知っていましたか?絵の具と同じくらい重要なのが「紙(水彩紙)」と「筆」の選択です。
特に水性塗料に強い水彩専用紙を使うだけで、絵の具の発色や「にじみ」の美しさが劇的に変わります!
水彩紙は「紙の厚みと目の粗さ」で選ぶと、失敗しにくい

水彩紙は、紙によって厚みと質感が違うため、作品の雰囲気に合わせた紙選びが重要です。 初心者さんには厚み「300g/m²」程度の水彩紙を選ぶと、紙が波打ちにくく、安定して描けます。
また、表面がツルツルした「細目」や、少し粗めの「中目」、表面の凸凹がある「粗目」があり、初心者には「中目」の紙が扱いやすくておすすめです。
水彩紙は値段が高いものも多いので、練習用途には比較的安いもので練習したほうが気兼ねなく使えていいですよね。安価でも「厚み」と「目の粗さ」にはこだわって選ぶと失敗しにくいです。

その点コスパのいいこの「ミューズホワイトワトソン水彩紙」は厚みも十分なのに価格も手ごろで始めやすいのでとってもおすすめです!

「ミューズ ホワイトワトソン水彩紙」は、コットン配合で紙が柔らかいから初心者さんも描きやすいよ!
ここだけの話、安価な「ofufu」というブランドの水彩紙を使っていたころ、絵の具の伸びも染み込み具合も相性が悪く、写真うつりも悪いため、本当に苦労しました。300gの厚みもあるのに破格だったんです。

また「中目」と言っても、メーカーによって紙の凹凸具合に差があることは知っておくといいです。「ohuhu」は中目なのにかなり目が粗く、好みではありませんでした。
ですのでここは勘違いしてほしくないのですが、決してohuhuが悪いわけではなく、相性の問題が大きいと思っています。
ただ水張りもマスキングもいらない、パッドタイプだったので、これはとっても楽でした。初心者さんは周りが糊付けされている「ブロックタイプ」を選ぶと楽ですよ!

イラスト系の絵柄の方は相性いいんじゃないかな?フラットに塗る分には申し分ない。気をつけたいのは絵の具の染み込みは早めです。初心者さんの中には、難易度が高いと感じる方もいるかも?

他のメーカーさんでもブロックタイプの水彩紙を出していますので、探してみてください。
おすすめは、上記のミューズホワイトワトソン水彩紙のブロックタイプです。サイズも豊富ですので、挑戦しやすい小さめのサイズから検討してみてはいかがでしょうか?^^
また、ブロックタイプの水彩紙を購入したら、紙をはがすときには「ペーパーナイフ」が必要です。「ohuhu」には簡易的なものが付属していたので、別で購入する必要はありませんが、基本付属のナイフはないはずですので、よく調べてから購入をおすすめします。
壊れるようなものでもないので、一度買ってしまえば一生ものです。数百円で手に入りますので、ブロックタイプを購入の方は、忘れずに購入してくださいね!



知らなかった!教えてくれてありがとう♡

どこのメーカーさんでもいいですが、わたしは、ホルベインの葉っぱの形のものを使っています!
初心者には「ナイロン筆」をセットで揃えると、便利で使いやすい

ナイロン製と天然毛製とありますが、ナイロン製は扱いやすくお手入れが簡単・かつリーズナブルなので、初めての方にはナイロン製が向いています。
わたしが失敗したのは、最初から天然毛製を選んだことです。扱いが難しく思うように筆が動かせませんでした。
水彩筆には、ラウンド(丸筆)、フラット(平筆)、フィルバート(平筆ラウンド型)などの種類があります。
初心者さんには、ラウンドタイプの筆が万能で使いやすいです。サイズは0~5号程度と20号が一本あれば、細かい部分から広い面まで対応できます。
セット販売だと何号を買おうか、何号がいいのかな?などと考えなくていいのでおすすめです。実際にわたしはセットの筆が便利だと思いました。


チューブタイプの絵の具を買ったら、必ずパレットが必須です。忘れずに買いましょう。アルミ製・プラスチック製・ガラス・陶器の4つの中からお気に入りを選んでください。

アルミ製はプロが使っている一番おすすめのパレットです。ホーロー加工されているものが多く、色うつりもしにくく、お手入れも簡単で扱いやすいです。わたしも愛用しています。
軽さはプラスチック製には劣りますが、比較的軽く持ち運びにも問題ないです。
固形のようにチューブから出して乾かしておけば、持ち運びにも便利ですね!


プラスチック製なら100均でもありますし、数百円で手に入りますので始めやすいですね!


下記記事では初心者さん向けに、画材のレビューから詳しい描き方まで、プロ目線でお伝えしています。ぜひ一度ご覧ください。
水彩画絵の具おすすめガイド【まとめ】

今回は、失敗しない水彩画絵の具の選び方と、おすすめの定番ブランドをご紹介しました。
自分に合った最高の絵の具に出会えると、水彩画を描く時間がさらに楽しく豊かなものになります。これらを参考に、あたらしい出会いがあなたの水彩ライフに彩りを与えられますように…♡
水彩画の絵の具選びに関するよくある質問(FAQ)


最後に「初めて揃える画材」を一覧にしました。参考にお買い物してくださいね!

たくさんの情報ありがとう!絵の具選びだけじゃなく、必要な道具の情報も満載で、ぼくのような初心者にやさしい内容だったよ。これで水彩を始められそうくま♬

気になるブランドや絵の具をチェックして、今日から水彩画の世界に踏み出してみよう!
ここまでご覧くださりありがとうございました!
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それでは次回もお会いしましょう。あなたらしくわたしらしく~
















こんにちは!透明水彩で癒し系動物アートを描いているあーちゃんです。